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設計者コラム

#122 非球面誤差解析用オペランドTEZI

以前に"#088 非球面の公差解析"でも言及したZemaxに用意されている非球面誤差用オペランドTEZIに関するお話しです。
TEZIを感度解析の場面で使用する場合、指定したRMS値のサグ誤差を与えた場合の、各光学指標の変化量が分かります。
与えたサグ誤差量は、レンズ製作時に発生する実際の誤差分布を示しているわけではなく、単に全44項のゼルニケ標準サグの各項にRMSの値が入るだけです。
勿論たとえRMS値が同じでも実際の誤差分布とは異なりますので、それによって得られたMTFの値などが正確かどうかは少々疑わしいと思います。
しかしながら標準で用意されている機能に、そこまでの正確性を求めるのは酷であることは理解しています。
取り敢えずRMSの値に誤差形状が貼りついた時の評価は可能になっています。

 

一方でTEZIをモンテカルロ解析に使用すると、これも指定したRMSに誤差形状が貼りついた状態で解析が行われます。
この場合、大量生産時に誤差形状が最大量に貼りついた状態で全てのレンズが作られるという前提が少々気になります。
本当は比較的良いレンズが出来たり、面の誤差量が多いレンズが出来たり、色々だと思います。
この部分はどうも気になるので、自分ではRMS値がゼロから指定最大量の間で正規分布を取るサンプルを自動生成する形でモンテカルロ解析を行っています。
ちょっと工夫するとこのようなこともZemaxでは可能です。