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設計者コラム

#088 非球面の公差解析

前々回はOpTaliXで行う公差解析の方法をざっと説明しました。
球面の公差解析はZemaxでもOpTaliXでも特に問題なく、ニュートン本数などで解析が可能です。
色々と問題になってくるのが非球面。
非球面の面精度公差を図面にどのように記入するか、という問題は恐らくコレといった方法が無いのでは、と思います。
私の不勉強で、"そんなの決まってるじゃないか"と言われてしまうかもしれません。(笑)

 

Zemaxでは専用の公差解析オペランドTEXIやTEZIがあります。
コレ、結構便利ですけど面の種類を選ぶのですよ。
TEZIの場合は球面、非球面、トロイダル面しか解析できないという制約があります。
まぁ大抵はこの三種類のケースが多いのですが、それ以外の場合はちょっと困りますよね。

 

OpTaliXではIRRという公差解析オペランドがあります。
マニュアルには特に面種類の制約などが書いてありませんでしたので、本国へ問い合わせしてみました。
回答は簡潔で、どんな種類でもいけるそうです。
ありがたい。