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設計者コラム

#076 一般的なレンズ設計方法?

よく、『レンズ設計を教えて下さい』というご依頼があります。
大抵の場合、漠然とした内容で『そうは言われても…』と感じてしまうことがよくあります。
一口にレンズ設計と言っても、撮像光学系、アフォーカル光学系、照明光学系などの分野があり、分野によって設計手法が変わってきます。
これが本当に違ってくるんですよ…少なくても私の場合。
慣れていらっしゃる方々は皆さんそうだと思います。

 

でもZemaxには一応、デフォルトメリットファンクションを自動生成する機能がありますので、適切な初期設定を行えばある程度設計は自動化出来ます。
ただ、デフォルトメリットファンクションは使用するレンズの枚数制限とか、光学全長、コストなどの面倒は見てくれません。
追加で必要と思われる最適化オペランドをマニュアルで追加していく必要はあります。

ここら辺は経験とか感性に依存する部分が大きいので、試行錯誤するとか経験者の下でOJTで経験を積む必要があると思います。
普通は周りに経験者が居るケースの方が少ないと思います。そのような場合には設計の取っ掛かりになる似た事例のサンプルファイルを開始データにして試行錯誤するのが良いかな?と思います。
"Samples"フォルダに多数のファイルがありますので、見るだけではなく是非最適化で動かしていくことをお勧めします。