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設計者コラム

#073 OpTaliXのライブラリ

レンズ設計を行う際、似たような仕様の既存のレンズデータから設計を開始するということが良く行われます。
例えば撮像レンズ系の場合には、画角とFナンバーが大変重要な仕様なのでこの数値が近いデータを探し出してくるわけです。
普段から自分で設計したレンズのまとめ資料を作っておけば、迅速に類似データを探すことが可能になるのでお勧めです。
ZemaxやOpTaliXにはこういった作業を支援するために、予めサンプルデータを多数持っています。
ZemaxであればSamplesディレクトリに、OpTaliXであればexamplesディレクトリに分類分けされて非常に大量のデータがインストールされているはずです。

OpTaliXが優れているのは、このライブラリを閲覧するための専用のビューアが用意されていて、レンズ図や基本的な仕様、説明文などを容易に見ることが出来るようになっていることです。
一々ファイルをロードしてからレンズ図を見る、という作業を繰り返さなくていいんです。

これはFileメニュー → Examples Libraryから呼び出します。OpTaliXのコマンドラインから"examp"でも出せます。

examples

あれこれ眺めているだけでも面白いのでお勧めします。